石川県小松市 團十郎芸術劇場うらら

施設案内

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石川県こまつ芸術劇場うらら 外観

石川県小松市團十郎芸術劇場うらら

小松市には、能や歌舞伎で有名な勧進帳の舞台となった「安宅の関」があります。また、お旅まつりでの曳山子供歌舞伎や日本こども歌舞伎まつりなど、市民の間でも歌舞伎が盛んに行なわれております。こうした地域の伝統芸能を育む中、小松市で本格的な歌舞伎を上演できるホールをと実現したのが「石川県小松市團十郎芸術劇場うらら」です。(旧名称 石川県こまつ芸術劇場うらら)
「うらら」は、「市民一人ひとりが明るく元気に、笑顔あふれるうららかな小松市になることを願って」という思いが込められています。
また、「うらら」は小松の方言では「わたしたち」を意味します。

フロアマップ

フロアマップ

施設概要

施設名称 石川県小松市團十郎芸術劇場うらら
所在地 石川県小松市土居原町710
管理運営 小松市
構造 鉄筋コンクリート
(地上4階・地下1階)
敷地面積 5,205.51m²
建築面積 3,692.56m²
延床面積 7,881.46m²
開館 平成16年4月1日

大ホール

  • 大ホール 松羽目
  • 大ホール プロセ
  • 大ホール 反響板
  • 大ホール 舞台から客席
  • 大ホール 緞帳と客席

歌舞伎をはじめとする伝統芸能から現代劇、室内楽、オーケストラ、映画、講演会など多様な公演が可能です。
舞台から客席最後尾まで20mというコンパクトな造りになっており、どの席からでも十分にステージを堪能できます。
また、市の木である松の葉をアレンジしたパネルの壁面や伝統工芸を取り入れた格子など、和風の要素をアクセントとして現代の歌舞伎小屋をイメージしています。

劇場を彩る伝統工芸品

小松市を中心とする南加賀地域の伝統工芸品を随所に使用し、建築と一体化したデザインとなっています。

九谷焼(くたにやき)

九谷焼

エントランスホール・大ホールホワイエ

九谷焼の特徴は、「呉須(ごす)」とよばれる藍青色で線描きし、「五彩」とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の5色での絵の具を厚く盛り上げて塗る彩法です。

山中塗(やまなかぬり)

山中塗

大ホール客席

山中塗の拭き漆は塗りと拭き取りを数回繰り返し、木目の美しさを生かす塗り方です。

牛首紬(うしくびつむぎ)

牛首紬

小ホール入口壁面

白山麓の白峰が産地で、白紬と縞紬のある絹織物。自家用の座繰り糸を手機で織ってつくります。
釘を引っかけても破れるどころか釘を抜いてしまうほど丈夫な布地であることから「釘抜き紬」とも呼ばれます。
現在でも全行程が手作業で行なわれています。

小松りんず(こまつりんず)

小松りんず

第1楽屋壁面

なめらかで光沢がある絹織物。
繻子織の変化組織で、糸の組み合わせ方によりさまざまな紋様を織りだすことができます。

平面図・座席表

施設概要

形式 プロセニアム型
席数 1階611席、2階240席、合計:851席
(桟敷席52席、車椅子席5席含む)
舞台 幅37.8m、奥行15.7m、すのこ高さ21.0m
プロセニアム開口 幅17.1m、高さ9.0m
設備 昇降式本花道(すっぽん迫り付き)
大迫り(8.2m×1.8m)、小迫り(3.6m×1.4m)
道具迫り(4.2m×2.1m)
残響可変装置(残響時間(空席時)1.10〜1.59秒)
音響反射板、親子観覧席、35mm映写機

小ホール

  • 小ホール 客席から舞台
  • 小ホール 舞台から客席

小ホールは、優れた音響性能を有しており、室内楽やリサイタルに適した最高の空間です。曲線の多様や内観の透明感のあるガラスの壁面により現代的なデザインとし、「新しい小松」をイメージさせるインテリアとしています。

平面図・座席表

ピアノ

小ホールには、グランドピアノ(FAZIOLI F212、Steinway&Sons B-211、Boston GP-218EPⅡ)、チェンバロ(モモセハープシコード)が備わっています。

Steinway&Sons


1853年に創立されたドイツのピアノメーカーです。
伝統的なピアニストや作曲家が愛用しており、「神々の楽器」としても知られています。
華麗な音色・透明感のある音色を兼ね備えており、クラシックのみならず、ジャズなどジャンルを問わず多くの演奏家たちに親しまれているピアノです。

FAZIOLI


1981年に創立されたイタリアのピアノメーカーです。
製作は手作業にこだわっており、他機種では省かれる作業工程にも大変手間をかけた構造になっています。比較的新しいメーカーなので、国内での設置数がまだまだ少ないのが現状です。
高音の音色に特徴があり、キラキラとした明るい音色を響かせます。

BOSTON


Steinway&Sonsの設計を受け継いだ、ミドルクラスのピアノです。
スタインウェイと同様に、余韻のある伸びの良い音や、豊かな音量感を感じることができます。

チェンバロ

バロック時代から時代を彩ってきたチェンバロは、ピアノとは違い撥弦楽器(弦を爪で弾いて音を出す楽器)です。たくさんの倍音成分を含み、とても特徴のある音色を響かせます。
うらら常設のチェンバロは2段鍵盤となっており、1段のみを弾いたり、1段と2段を一緒に弾くことで音色を弾き分けることができます。

施設概要

形式 シューボックス型
席数 250席(車椅子席2席含む)
舞台 幅10.5m、奥行6.0m
設備 残響可変装置(残響時間(空席時)1.41〜1.53秒)

リハーサル室

リハーサル室

音楽はもとより、踊りの練習に、あるいは手すりを使ったバレエの練習にも使用できます。

平面図

施設概要

面積 102m²(幅12.4m、奥行8.2m、フローリング)

会議室

会議室

間仕切り壁を設置することで3室に分割して使用することが可能です。少人数の会議から200人程度の集会まで対応できます。

平面図

施設概要

面積 74m²(幅6.4m、奥行11.6m、1部屋)
224m²(幅19.1m、奥行11.6m、3部屋合計)
設備 机×12台、椅子×24脚

催事場

催事場

絵画、書、工芸などの展覧会に適しています。
ピクチャーレールとライティングダクトを完備し、様々なレイアウトの展示が可能です。

平面図

施設概要

面積 107m²(幅9.1m、奥行12.0m、1部屋)

市民ギャラリー

市民ギャラリー

エントランスの壁面を利用した展示が可能で、ピクチャーレールとライティングダクトを完備し,市民が気軽に立ち寄れるスペースです。

平面図

施設概要

展示壁面 幅19.0m 高さ2.5m

歌舞伎のまちギャラリー 成田屋と小松の絆

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