平成30年度優秀映画鑑賞推進事業
- 平成31年1月19日(土) 上映開始10:30「羅生門」
- 平成31年1月19日(土) 上映開始14:00「天国と地獄」
- 平成31年1月20日(日) 上映開始10:30「酔いどれ天使」
- 平成31年1月20日(日) 上映開始14:00「わが青春に悔なし」
作品情報
1946年 東宝 110分 白黒 スタンダード モノラル
脚本 久板栄二郎
監督 黒澤明
出演者 原節子 藤田進 大河内伝次郎
黒澤明監督の戦後第一作。モデルとなったのは京都大学の滝川事件(1933)とゾルゲ事件(1941)だが、後年の男性中心の黒澤作品に比べるとやや異質な感じを与えるのは、女性が主人公である点であろう。ファシズムの圧力に屈 し野に下った大学教授の娘で、戦時下のさまざまな苦境にも屈することなく生きていく堂々たるヒロインとして、原節子が後の小津安二郎作品とは違った魅力を発揮している。脚本の久板栄二郎はプロレタリア演劇の中心的存在として活躍していた劇作家で、この年木下恵介監督も、久板の脚本により『大曾根家の朝』という佳作を発表しているが、彼と組んだところに当時の黒澤監督の姿勢が表われている。ともあれ、戦後の「新しい時代」の高揚の中で制作されたことが良くわかる作品である。本作は、1946年3月から始まった東宝争議の第二次争議中に、日活系の劇場を使って封切られた。
公演情報
日程 | 2019年1月20日(日) |
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会場 | 大ホール |
時間 | 開場13:30 上映開始14:00 終了予定15:50 |
料金 | 9月22日(土)チケット一般発売 【全席自由・税込】1作品につき500円 |
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主催・後援 | 【主 催】こまつ芸術劇場うらら・小松市/文化庁/国立映画アーカイブ 【特別協賛】 【協 力】株式会社オーエムシー |
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